第2章 黒の教団
タタタタ・・
指令室のドアから勢いよく出て廊下を走る。
[スパイ侵入 スパイ侵入]
館内放送から警報音と共に音声が鳴り響き、少しパニック状態の館内。
パニックと行っても、さすが黒の教団。ただ騒ぐだけではなく放送に耳を澄ましどれほどの事態なのかを判断しようとしている。
急がないと他のエクソシストが早く着いたらまずい事になる!!
近くの窓から飛び降り、屋根や木を飛び越えながら最短で門を目指す。
「・・・・」
アレンが今来たってことは・・
今からあたしが知ってる漫画の内容に突入するってことかな・・
今まで4年間も普通にここで暮らしとったからすっかり忘れとったけど・・
まさか今日がアレン来る日やなんてーっ!
うーれーしーすーぎーっ
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