第12章 元帥の元へ
「ここを訪ずれるのは一生に一度かもしれない。この風景を絵に残せるのは今、この時だけだよ。
すぐ描き終わるからっさ。」
持っていた鉛筆のような物を神田へ向かって立たせながら言うと、再び絵を描き出す師匠。
「あぁ!あそこからの風景もよさそうだねっ」
「ッチ」
綺麗なこの風景を目の前にし、子供のようにはしゃいでる師匠を見ながら舌打ちをする神田。
「あきらめろ、師匠はああいう人だ。」
「わかってる。」
「まあーまあー!
そんなに急ぐ事もないやん。昨日までの戦闘で疲れてるし2人共ちょっと休んだら?」
あたしは明け方まで睡眠をとっていた。だいぶ身体も楽になった気がする。団服は変えがないから着替える事はできないけど・・荷物の中に下着やインナーは入れている。
2人はちゃんと休めたのだろうか・・?
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