第12章 元帥の元へ
それからあたし達は歩きだした。どこへ向かっているのだろう・・わからない。
ただ師匠が行く道をあたし達も着いていく。師匠は自分の任務を全うする為に・・あたし達はそんな師匠の護衛の為。
「ん~、あぁ~美しい。」
大きく深呼吸をし立ち止まる師匠。同じ方向を見ると小川が流れている。太陽からの光が反射してとても美しい・・絵になるような光景だ。
「元帥。」
「なんだい?」
「そんな事している時間はないはずですが。」
首からぶら下げている紙と鉛筆を持つと師匠は早々に、立ちながら絵を描き始めていた。
始まった・・
こんな綺麗な風景あったらすぐ描き出すもんなー。師匠とどっか行くってなってもなかなか目的地に着かんもん。
ってか、いつもすぐ描けるように首からぶら下げてるけど、いきなり戦闘になったりした時・・邪魔にならんのかなー・・
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