• テキストサイズ

聖職者ノ宴【D.Gray-man】

第11章 心臓の鼓動




────日下部夢


何が起こった・・?


目の前には血まみれの臓器を持ってほほ笑んでいるティキの姿。その足元で倒れているデイシャ。




「そうだ。お嬢ちゃん、見てみ。
動いてる心臓見るの初めてだろ?」




ゆっくりと臓器を持ったままこちらへと近づいてくるティキ。ドクドクと一定の鼓動を鳴らし動いている。


何?何を言ってんの?
動いてる心臓・・?




「ほら。」




あたしの目の前に臓器が見える。誰の・・?


ふとデイシャの方を見ると苦しそうにこちらを見ている。




「ハァ・・ハァ・・ッッ
か、かえ・・して・・・」


デイシャの心臓だ。コイツが取り出したのか?
呼吸が荒くなる。さっきまで呼吸をする事を忘れていたようだ。それほどまでに一瞬の出来事だった。




「どうしよっかなー」



















/ 530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp