第11章 心臓の鼓動
────デイシャ・バリー
俺の作戦は呆気なく散った。
俺が敵の注意を引くからその間に夢のゼロ距離での打撃攻撃。飛ばされた敵に俺と夢で総攻撃を仕掛ける。これでダメージ大だろう・・
その結果がこれだ。
「さあて。始めようか。」
敵は俺の目の前に立っている。夢は太い柱に鎖で縛られている。ぐったりした様子だ・・呼吸はしているみたいだから死んではいねぇ・・
くっそ!!何されたんだよ!!
「俺は強いんじゃん。」
「それは恐ろしいな。」
「デイシャ・・逃げ・・て」
「・・ほら。可愛いお嬢ちゃんが逃げろって言ってんぞ。俺的には早く消えてほしいんだけど。
あのお嬢ちゃんの泣き叫ぶ顔・・早く見たいからっさ。」
「てんめぇエエ!!
隣人ノ金(チャリティ・ベル)シュート!!」
コイツ!!絶対コロス!!
俺は走りだし敵に向かってイノセンスを蹴りあげた。戻ってきたボールを再び蹴り連続攻撃を仕掛ける。
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