第11章 心臓の鼓動
────神田ユウ
無線を切った後、デイシャがいる場所へと向かっている。夢があんな焦って喋っている姿、初めて見たかもしれない。
指示されるのは嫌いだが、急いで向かうことにした。所々でてくるAKUMAはもちろん破壊しながら・・
だいぶ数は減ったがまだまだ出てくる。
「キリがねェ。」
俺の位置は南に6キロ。アイツは東に3キロつってたな。マリよりは西だから俺の方が早く着くだろう。
「・・・・」
音は聞こえないものの、東の方から煙が上がっているのが微かに見える。
デイシャか・・?
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