第11章 心臓の鼓動
「デイシャ・・っ!!やっぱコイツ・・AKUMAとは桁が違う・・ッ逃げて!!」
「へぇ〜、今から死ぬのに男の子逃してあげるんだ。」
「黙れ!!」
威勢の良い女。キッとこちらを睨んでいる。
この状況だぞ。敵に自由奪われている時点で死ぬって思うよな?なんでそんな態度とれるんだ?ビビリまくるのが普通じゃねぇの?
・・こういう奴が叫んだり苦しんだりしてる姿・・興奮するんだよなぁー。
決めた。コイツで遊んでやろう。
「お前、ロードが言ってたお嬢ちゃんだよな?異世界から連れてきたって・・シュウッッ
耳元で話しかけているとさっきのボールがこちらへと飛んできた。
「離しやがれおっさん!!」
おっさん・・て・・
「はぁー・・お姫様を救う王子様気取りか?
悪いが、お前じゃ俺には勝てない。」
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