第11章 心臓の鼓動
「激しいねー・・」
「隣人ノ金(チャリティ・ベル)シュート!」
「おっと・・当たらないよ。」
土のドームが爆発したかと思ったらその中から小さなサッカーボールみたいな物がこちらに飛んできた。さっきの攻撃と同じやつか。
それを避け少し距離を取ろうとすると後ろに殺気を感じた。
「おらぁああ!」
「・・・・」
後ろに居たのはさっきのお嬢ちゃん。杖をバットみたいにして俺へと振り降ろす。
「女の子なのにそーんな危ないモノ振り回しちゃダメでしょ?」
お嬢ちゃんの後ろへ回りこみ杖を持っている右手首を持ち、もう片方の腕を首へと回し上へと持ち上げる。
「・・・・!!」
自分の実力では敵わない、そう分かったような顔で俺を睨んでくる。俺・・そういう顔好きなんだよなぁー。
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