第11章 心臓の鼓動
「あんさー・・」
竜巻の音がすんごいから声を張って呼びかけようとすると、2人のエクソシストを土が囲った。
・・・・あの女の子の能力かねー。
「あー・・殺し合いなんて久々。
早くでてきてくんねぇーかな。」
土がドーム型になっている。
ありゃ壊すのめんどくさいな・・
別に焦る事もないし出てくるまで待つか。
それにしてもあのお嬢ちゃん、ロードが言ってた子だったらラッキーなんだけどな。土産に持って帰ったら喜ぶかな・・いや、いま連れて帰っても邪魔になるからすぐ殺されるか。
殺してイノセンスだけ持って帰るか・・いや、それしたらアイツ怒って口聞いてくんなくなりそーだな。
ドォオオン!!
そんな事を考えているうちに、目の前に発生していた竜巻は消えその先の土のドームが爆破され周りに吹き飛んでいた。
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