第10章 再会と別れ
ドドドドドドドドドドドドドドド
「くそっ先越されたじゃーんっ」
「はぁはぁ・・」
あれから一回も休憩せずにずっと走り続けてきた。疲れた・・今から戦闘とかあたしいける!?
「行くぞ。」
「夢、無理はするなよ。」
「あ・・ありがと・・ッ」
さすがマリ。よく見てくれてるなー・・
他の男2人は早々に走って行きやがってー・・くそー!!
「「「「イノセンス発動!!」」」」
やっとの思いで辿り着いたバルセロナの町。
明かりはすっかり消え、真っ暗で不気味な雰囲気が漂っている。
「エクソシストが来たぞぉおおお!!」
町と道の境界線部分の至るところの隙間に探索部隊が隠れている。道にはたくさんの洋服と砂が散乱している。
亡くなった探索部隊達の衣服だ。
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