第10章 再会と別れ
「・・・・!!」
「どうしたんマリ?」
突然ヘッドフォンに右手を当て、何かを感じとっている様子のマリ。神田、デイシャも立ち止まりマリの様子を伺っている。
「百・・二百。
敵の数が多すぎて全部は聞き取れない。すごい数だ・・
かなり遠い・・夜にはバルセロナの町に着く。」
「に、二百!?」
なんて数・・level1だけなら何とかなるやろけど・・level2までおったら長期戦になるな・・
「元帥は?」
「師匠もたぶん・・町の周辺に・・」
「急ごうじゃーん!」
デイシャを筆頭にバルセロナ都市方面へ走り出す。
ここからだと夜にはギリギリ間に合うか間に合わないか・・
「都市へ入る前にくいとめる・・!?」
都市で戦闘になると一般市民にも影響が出る・・
「いや、都市へ向かう。
元帥が都市へ着いていたとしたら意味がない。」
「了解!」
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