第10章 再会と別れ
「まったく・・ジャマじゃん。
次から次へと襲ってきやがって、ちっとも進めやしない。」
「一体ずつ出てこずに昨日みたいに一気にでてきてくれた方がええのになー・・」
「オレ達を足留めしてェんだろ。」
「元帥に辿り着くだけでも一苦労だな。」
こうしてる間にも元帥に危険が迫ってるかもしれん・・急がないと!!
「そーいえば元帥に会うの何年ぶり?」
前を歩く神田とマリの後ろをあたし達は歩いている。後頭部辺りで腕を組みながら歩いている。
「何年ぶりやっけー?
めちゃ久しぶりやもんな!はよあいた「・・ッチ」
デイシャの問いかけに答えようとした瞬間、神田さんの舌打ちによって阻止されました。
「なんで舌打ちすんねん!?」
当然の質問やろ?納得できる答え言ってみろ!おらぁ!
「なんだ?イライラしてるのか神田。」
明らかにイライラしたオーラを放っている神田に問いかけるマリ。
ちなみにあたしもイライラしてきたぞぉお!マリぃい!
「してねェよ!」
「してますよねー」
小さな声でマリに言った言葉は神田さんに聞こえてたみたい。睨まれちゃいました。
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