第10章 再会と別れ
「元帥の奴まーだ生きてんだろうなー
イケ好かない奴だけど、俺を見つけてくれた事だけには感謝してるじゃん。」
「デイシャ・・一人で喋ってるみたいになってんでー」
すでに歩き出している神田とマリ。あたしも行こうかと思ったけど、さすがにデイシャ一人で喋らしてたら可哀想だわ。
「急ぐぞ。」
「・・待つじゃん。」
「あははは~ッ」
焦って神田とマリについて行くデイシャ。そんな3人を後ろから追いかけた。
なんか・・こんな関係っていいな。
これからもずっとこんな関係が続けばいい。
でも・・なんか、引っかかるねんよなー・・何か重大な事を忘れている気がする。
それからあたし達は仮眠をとり、バルセロナの都市を目指して出発した。
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