第10章 再会と別れ
「おぉ!ひっさしぶりじゃーん!
元気だったか神田?夢?」
よっと手を上げ、近づいてきた2人に挨拶。気づけばマリも俺の横に並んでるじゃん。
「もうめちゃめちゃ元気よーっ!」
「相変わらずアホ面してんなー」
仲間の中でも師匠が同じこのメンバーは、俺の中でも特別だ。なんとなく身内のような感覚があるじゃん。
神田はどう思ってんのかわかんねぇけど、少なくともコイツは同じように思ってるだろうな。
「っんやとディシャーッ!チビのくせに!」
「・・フン。
お前のんがチビじゃん。170はあんだよ。バーカ」
べーっと舌を出し、俺の中でも一番の変顔をアイツにお見舞いしてやるじゃん。
「・・・・、169センチのくせに。
なぁーなぁーマリ!デイシャが変な事言ってくるー」
真顔に細い目をして俺を見た後に、隣に立っているマリの服を引っ張っているアホ女。
→