第10章 再会と別れ
コムイさんから任務資料を受け取り、指令室を後にしようとした時に、コムイさんに呼び止められた。
「2人共・・今回の任務・・長期になると思う。何か・・動き出しているような気がするんだ。」
「わかりました!帰ってきたら・・いっぱい好きな物食べさせてください!!」
神田が先にドアを出ようとしていたが、立ち止まり横目でコムイさんを見ている。あたしは心配している表情のコムイさんに笑ってほしくて、現状に合わない事を言ってみた。
「わかった!いってらっしゃい!」
「いってきま~す!」
笑顔で送ってくれるこの光景。
この時はこんなにも長期任務になるとは思ってもいなかった。
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