第7章 子守唄を聞かせて
「あ、あぁ。これぐらい平気ですよ!ありがとうございます。」
「・・・・」
平気って言える量の血じゃないやん。
しんどくてもしんどくない!っていうタイプの子やな・・。
「それにしても何だここ・・
町の下にこんな広い空洞があったんですね・・」
「すごい・・」
宮殿のような高貴な空間に言葉を失う。
こんな綺麗なところがマテールの地下にあるんか・・
「これは・・」
アレンの目線を追うとそこには通路みたいな細い道がある。どこからか光が差し込んでいるのか真っ暗ではない。
「行ってみよっか!」
「そうですね!」
ここにずっと居ても仕方ないし、地上にAKUMAは見当たらなかった。もしかしたらこの地下通路にいるのかもしれない。
神田がイノセンスと一緒に居るんやったらあたしらであのAKUMAを破壊せなあかん!!
とりあえず見つける事が先決やな。
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