第7章 子守唄を聞かせて
「地上を走るより地下通路の方が安全だと思う。」
「地下通路?」
AKUMAから距離をとるように離れて行ってた最中の事。少女の言葉に疑問が生まれる。
こんな使われていない古い町に地下通路なんて存在するのだろうか?
「この町は強い日差しから逃れるための地下住居があるの。
迷路みたいに入り組んでて知らずに入ると迷うけれど、出口のひとつに谷を抜けて海岸線に出られるのがある。」
「・・・・」
「あのAKUMAという化け物は空を飛ぶ・・地下に隠れた方がいいよ。」
ジリリリン!
無線ゴーレムの音が鳴る。トマからの連絡だ。
モヤシはAKUMA破壊を失敗し行方不明。ティムキャンピーは取り逃がしたAKUMAに追いかけられているらしい。ティムの映像記録の情報が必要だな・・
夢も同じく行方不明。まあアイツは大丈夫だろう・・あれぐらいのAKUMAにやられる程ヤワじゃない。
とりあえずティムを連れてくるように命じトマとの連絡を切った。
→