第6章 土翁と空夜のマリア
「よし。」
破壊したAKUMAを見ると、内臓されている魂が見えない。
違う!!これはAKUMAじゃない!!
ニセモノ!?
「ここ!ここ!」
ドッ
「痛”ッッ」
背中から何かが覆いかぶさった瞬間に、右肩に伝わる激痛。見ると前から後ろへと貫かれている。
「僕・・っくっそ!」
イノセンスがある左腕をAKUMAの方へ向かい振り上げる。さすがにイノセンスに当たる事は拒むのかすぐに後退する。
「へへへへ
写したぞぉ お前のチカラ」
!!
目の前に浮遊するのは僕と瓜二つの格好をしたAKUMA。といっての上半身だけ・・下半身は何故か先ほどのAKUMAのままの格好。
完璧に写せないって事なのか・・?
それに僕のイノセンスは左手なのに、AKUMAは右手についている。
自分が目の前に居る・・異様な光景・・
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