第6章 土翁と空夜のマリア
「お前、私をナメてただろ。
私はlevel2!ボール型のAKUMAと違って能力に目覚めてんだぞ。
つーか私も今知ったんだけど。これが進化した私の能力・・さあ殺すぞん!!」
力が漲って(みなぎって)いるのか、異様なまでに笑みを浮かべている。
僕はそんな下品な笑い方しないです。
!!!!
ドドドドドドドド
突然にこちらを向いて走り出してきたAKUMAが目に入る。瞬間的に左手を前に出すと同時に体に激痛が走る。
速い!!
みるみるうちに視界が変わっていく。
建物にぶつかっては貫通し、また別の建物を貫通していく。
ほんの一瞬の出来事。
「痛・・っ何だったんだ・・今の・・っ」
あのAKUMAが腕を動かした途端に槍みたいなのが飛んできた。左手で受け止めてなかったら・・
「げ・・っ
うわーーーっキズ!キズついてる!
またコムイさんに修理されるよどうしよう!!」
怖いなぁ・・・・
ビキビキ
「なんだろ・・軋むような音が・・」
ドコォオオオオオ
「うわぁあああああ」
地面に穴が!!落ちる!!
「アレン!!!!」
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