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黒子のバスケ 短編集☆彡

第5章 努力 【宮地】


「わりっ…挿れていいかっ…」

半ば疑問形ではなく言い切るように口を開く俺。

でも、ゆりは頬を赤く染めて頷いてくれた。

「ごめん…痛かったよね…」

「俺が噛めって言ったんだからいいんだよ」

俺はそう言いながらゆりのブレザーの

内ポケットに手を差し込む。

「えっ…?あっ…!」

取り出したものを見て、ゆりの顔が

更に赤く染まる。

「なななっ…なんでそんなところにゴムが入ってるの!」

「なんでって…そりゃぁ、こんなこともあろうかと…」

俺があっけらかんとして言えば、

ゆりは恥ずかしくなったのか、

片手で顔を覆ってため息をついた。

「それ持って歩き回ってたって考えると…恥ずかしぃ…」

困ったように眉を下げて呟くゆり。

「でも、備えあれば憂いなしって言うだろ?」

「そーゆー為にある言葉じゃないし!」

真っ赤な顔で俺の胸を叩くゆりはたまらなく可愛らしい。

「悪かったって…もうしねぇから…な?」

俺は片手で準備をしながら、もう片方の手で

宥めるようにゆりの頬を撫でてやる。

「もうっ…!キヨはズルいっ…」

そう言って俺の首に腕を回す。

「(俺はお前の自覚なしのあざとさに毎回やられてるけど…)」

俺は内心呟いてゆりの太ももを持ち上げる。

「ズルいのはお前…なっ!」

ズグッ!と奥まで一気に突き上げてやると、

卑猥な水音が鼓膜を刺激し、ゆりは嬌声を

上げて、俺の目の前に白い喉を晒す。

「あっ…!やんっ…!!あぁっ…!はぁっ…!!」

1度イッてしまっているせいか、中がいつもより

キュウキュウ締め付けてくる。

「くっ…!おぃ…あんまり締めんなっ…轢くぞっ…」

あまりにも俺を掴んで離さないくらい強く締めて

くるもんだから、俺はついつい毒を吐いてしまう。

「あっ…!だってぇっ…!なんかっ…いつもと…

違うからぁっ…!!」

…興奮してるのか。いつ誰が来るかもわからない

学校の教室で身体を重ねてるんだから。

ぱちゅっ…ぱちゅっ…と腰を突き動かす度に

水音が漏れ、ゆりは声を出さないように

顔を俺の肩に埋めている。

「我慢っ…すんなって…」

そっと手を退かし、指先を口にかける。

「…っ!ぁ…あぁっ…!やんっ…!」

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