第5章 努力 【宮地】
言葉とは裏腹に、蜜はどんどん溢れてくる。
「あぁっ…!だめっ…キヨっ!!」
口元を手で覆い隠してはいるものの、
段々限界が迫っているのか、目に涙を浮かべて
訴えてくるゆり。
「ん…イキそうならイけよ…」
俺は止まることなく舌を動かす。
「だめっ…!こんなとこで…!はぁっ…!」
僅かな糸ほどしかない理性がゆりに
ブレーキをかけているらしい。
「大丈夫だから…イケよ…そのままじゃ辛いだろ」
俺は空いている手を胸に這わせ、頂を摘んだ。
「やっ…!あぁっ…だめっ…!やだっ…やぁっ…」
すると、声を出すとマズイと踏んだのか、
ゆりは自分の手の甲を噛んだ。
俺はそれを見て、フッと微笑んでしまう。
「わかったよ…ホラ」
俺は秘部から唇を離し、ゆりに口付けた。
すぐに口を離し、ゆりの目を見て言う。
「声抑えられねえなら、俺が抑えてやるから。
俺の肩噛んでろよ」
そう言って、ゆりの秘部に指を這わせる。
「やだっ…できないよっ…噛むなんて」
慌てて口を開くゆりだったけど、
俺がそれと同時に一気に2本指を咥えさせた
もんだから、反論する余地もなく、
ゆりは白い喉を晒す。
「ホラ…噛めって」
耳元で甘く囁いてやれば上がる息の合間に
俺の肩に唇を寄せて、軽く歯を立てた。
「ん…お利口」
俺は片腕でゆりの身体を抱き寄せて、
より深い所へ指を沈めていく。
「~っ!!」
ぐっとゆりの顎に力が入る。
でも、俺のことを考えてくれているのか、
さほど痛くない。
そのまま中を掻き混ぜ、バラバラに指を動かす。
すると、すぐにゆりの中がぎゅっと
締め付けられる感覚を覚える。
「(そろそろか…)」
俺がこいつの一番弱い場所をいつもより
強めに擦ってやると、グッと顎に力が入った。
「……っ」
さすがに今のはちょっと痛みを感じた。
それと同時にゆりの身体がビクッと跳ねて、
すぐにクタッと力が抜けた。
「はぁっ…はぁっ…」
涙を浮かべて俺を見つめてくるゆりに
こっちも我慢の限界が近い。