【進撃の巨人】 never ending dream R18
第12章 強く結ぶ~剣舞~
俺はそれまで、性交渉において相手の顔が見たいと思った事など無かった。
そもそも、相手に興味など無い。
あるのは吐き出したいという欲望だけだった。
しかし、サラは違った。
俺の手によって崩れ落ちていくサラは、とても綺麗に見えた。
潤んだ瞳で、表情を歪ませるサラを…ずっと見ていたかった。
俺が初めて女を知ったのは、自慰を覚えるよりも早かったはずだ。
何度も何度も、波のように押し寄せる快感に、幼い俺は溺れていった。
近づいてくる女はたくさんいたが…面倒くせぇ事に、女は身体だけでは足りず、心を求めてきやがる。
俺は後腐れのない相手ばかりと関係を結んだ。
互いに欲望を吐き出すためだけの行為。
それしか俺は知らなかった。
しかし、サラは違った。
愛する男に優しく抱かれた事がある女なのだろう…そう思った。
俺のような男が触れてはいけない女だったのかもしれない。
わずかに罪悪感が残った。
しかし…それと同時に、俺はサラを壊してしまいたいとも思ってしまった。