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【進撃の巨人】 never ending dream R18

第33章 使命


「君をここへ送り込んだ人物の名は?」



「…ロヴォフだ。」



「ロヴォフ?」



「ニコラス・ロヴォフ。

貴族院議員の男だ。」





“ニコラス・ロヴォフ”



兵団幹部でその名を知らない者はいないだろう。





以前から壁外の探索活動を行う調査兵団の存在に疑問を持つ議員は多かった。



壁外調査には多額の税が投入されている。



それにも関わらず、毎回多くの犠牲者を出し、その成果は一向に見られない。





今回行われた壁外調査では兵士の7割を失った。



その中には優れた知恵や才覚を持つ熟練兵士、そして団長である父も含まれていた。





そんな中、壁外調査の廃止を強く求める議員が現れた。



その中心人物…。



それが“ニコラス・ロヴォフ”だった。






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