【進撃の巨人】 never ending dream R18
第33章 使命
「俺はあくまで医者として彼女に接していただけだが…
どうやら彼女を“その気”にさせてしまっていたらしい。
女というのは意外と単純なんだな。」
そう言いながら、マックスは愉快そうに声を出して笑った。
マックスのその言葉は、まるで私に向けられた言葉のようで…わずかに心が傷んだ。
きっと私は自分が思っていたよりも、マックスという存在に惹かれていたのかもしれない。
彼にとって、女性とキスをするという事は特別な事ではないらしい。
悪びれる様子もなく、机の上に置かれたティーカップへと手を伸ばすマックスに、言い様のない怒りがこみ上げた。
「彼女はまだ17歳だ。」
「17か…。若いな。」
「17歳の少女の心を…君はもてあそぶの?」