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【進撃の巨人】 never ending dream R18

第31章 永久に碧く~月の歌~


「サラ!!」



「サラ分隊長!!

よくぞご無事で!!」





ふと顔を上げると、見慣れた兵士達の顔がそこにはあった。







モーゼスの言葉通り、怪我を負った兵士はいたものの、誰一人欠ける事無くこのシガンシナ区までたどり着く事が出来ていたのだった。





それは、モーゼスの指揮により巨人との戦闘を避けながら最短ルートを進めた事。



そして、シガンシナ区まで数キロの所では、モーゼス自らがおとりとなり、部隊を守った事。



この2つが大きかったと、私は後々ハンジから聞かされる事となる。





私達は取り乱すモーゼスの母親をなだめ、完全に意識を失ってしまったモーゼスを病院へと運んだ。





父を失い、



弟を失い、



仲間を鼓舞し、



私的な感情から、



私は…



私は仲間を殺しかけた。






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