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【進撃の巨人】 never ending dream R18

第31章 永久に碧く~月の歌~


父が…自らの命を犠牲にし、守り抜いた弟の命。





その命を…





弟は自らの手で終わらせた。







弟の事だ。



団長である父の命を犠牲にしてまで生きている事が許せなかったのだろう。





いつだったか父が言っていた。



“自ら命を絶とうとするのは東洋人独特の死生観に基ずくものだ。”







ナナバに支えられ、何とか地下室を出ると、私はその場に倒れ込んでしまった。



筵に包まれ、運ばれていく弟の遺体。





この日、私は愛する家族を失った。






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