• テキストサイズ

【進撃の巨人】 never ending dream R18

第30章 永久に碧く~想い~


「終わったんだ…あの日。」



「…え?」



「もう、会いに来るなと泣かれたよ。

俺が壁外へ行く度に、心が引き裂かれるような想いを繰り返すのは耐えられないと…。



俺達は兵士だ。

兵士の“恋”など長くは続かない。



だから…お前も本気にはなるな。

自分が傷付くだけだ。」





モーゼスはそう言うと、兵舎の部屋へと戻っていく。



あまりにも核心をついたモーゼスの言葉に、私は何も言い返す事が出来なかった。





初恋の相手であるモーゼスの恋の終わりを知った…。



もし…あの頃の私がこの事を知っていたら…。





恋とは何て厄介なものなのだろう。



モーゼスの恋の終わりに、私の心はわずかにざわついていた。





しかし…



私の心はすでにエリクのものだった。





いつか終わりが訪れるだろうエリクとの恋。



今はただ…この恋が少しでも長く続くようにと願う事しかできなかった。





/ 841ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp