【進撃の巨人】 never ending dream R18
第27章 永久に碧く~願い~
「サラの隣はミケって決まってるんだから。」
私の隣へ座ろうとするハンジに、ロイはいつも笑いながらそう言っていた。
「何だよ。」と最初は頬を膨らませていたハンジも、いつしかロイの真似をするようになり、「サラの隣はミケだ。」と言うようになった。
2人が言うように、私の右隣には必ずミケが座っていた。
それは訓練兵団を卒業し、調査兵団に入団してからも続いた。
まわりから見れば、私達はまるで恋人同士のようだったに違いない。
並んで座る私達の姿を、ロイはいつも嬉しそうな表情を浮かべながら眺めていた。
優しい口調で、穏やかに微笑むロイ。
そんな彼は、ミケの唯一無二の親友だった。