【進撃の巨人】 never ending dream R18
第26章 永久に碧く~守りたい~●
あの事件以来、私の側には常にミケがいるようになった。
ハンジもまた、右目を腫らした私の顔を見るなり、「私がサラと一緒にいれば、こんな事にはならなかった。」と、悔しそうに泣いてくれた。
「これからは俺達がサラを守るから。」と、ロイは私の頭を優しく撫でてくれた。
それからというもの、自然と私達は行動を共にするようになり、気が付けば1人でいる時間などほとんど無くなっていた。
「ありがとう。」と言う私に、「仲間なんだから、当たり前だろ?」と、ロイはいつも笑ってくれた。
“仲間”
初めて出来た“仲間”
私はその言葉に妙なくすぐったさを覚えたのだが、毎日の厳しい訓練に耐える事が出来たのは、間違いなくこの“仲間”のおかげであったに違いない。
兵站行進
馬術
剣術
格闘術
兵法講義
技巧術
立体機動
私達は毎日、死に物狂いで学び、戦う術を身に着けていった。