• テキストサイズ

【進撃の巨人】 never ending dream R18

第4章 出会い~策略~


調査兵団本部からキースを乗せた馬車が走り去る。
それをサラは正門の外で見送った。
サラは自宅まで送らせて欲しいと言ったが「お前も疲れているだろう。少し休め。」と、キースは断った。



キースを乗せた馬車が見えなくなるのを確認し、サラは建物へと戻る。
団長室のカーテンをまた閉めに行かなければ…そんな事をぼんやりと考えていた。



団長室までの長い廊下を歩く。
ふと、団長室の前に誰かが立っている事に気付いた。
向こうも歩いてくるサラに気付いたのだろう、一度サラを見た後、すぐに視線を外した。
それは、昔からの彼の癖だった。



「ミケ。」
サラが優しく呼びかける。



「話は終わったのか?」

会議…ではなくキースとの話だろう、サラにはすぐ理解出来た。



「えぇ。“ある程度”のところまでは…。」

「全て話さないのか?」

ミケが問いかける。



「“彼等”の話すら出なかったよ。
もしかしたら、気付いているのかと思っていたけれど…。

“彼等”が私の命を狙っている事は、ミケ…君しか知らない。

どちらにしても、“あの男”を力で止められる者はいないだろうしな。

君も、あの時そう思っただろう?」



サラの言葉に、ミケは鼻をフンと鳴らした。





【出会い~策略~】おわり



(レビュー受付中です(´・ω・`))





/ 841ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp