【進撃の巨人】 never ending dream R18
第19章 咽び泣く~居場所~●
ほんのりと甘い石鹸の香りが漂う滑らかな湯は、サラの身体を火照らせ、その頬をわずかに紅潮させた。
サラは肩まで身体を沈めると、乳白色の湯の中を、手探りでリヴァイの元へと近付く。
サラの手がそっとリヴァイの脚先に触れる。
脚先から太ももへと手を滑らせるように触れながら、サラはリヴァイの膝の上へと跨がった。
「おい。今日はもう無理だ。
浴びるほど酒を飲んじまった。
…もう勃たねぇよ。」
そう言いながら、リヴァイは物欲しそうな表情を浮かべるサラの頬に触れる。
ふわりと力の無い指先。
サラは頬を撫でるリヴァイの手を掴むと、強引に自分の胸へと押し当てた。
「…触ってよ。」
サラはもう片方のリヴァイの手を掴み、同じように胸へと押し当てる。
先ほどまでの強く揉みしだくような激しい愛撫とは異なり、気だるそうな柔らかな手つきで、リヴァイはサラの胸に触れる。
「すまねぇが、力が入らねぇんだ。」
リヴァイはそう言うと、サラの胸から手を離した。
「君は、そんなに酒が弱かったか?」
そう問い掛けながら、サラはリヴァイの首へと腕を回す。
「…いつもは、こんなんじゃねぇよ。
今日は…特別だ。」
力の無い声で、リヴァイはそう答えた。
濡れた黒髪、潤んだ瞳。
紅潮した頬、滑らかな肌。
そして…いつもよりもゆっくりとした甘い口調。
“人類最強”とうたわれる男が見せる艶やかな姿に、サラの胸は優しく締め付けられた。
どうしてこの男は、こんなにも自分を夢中にさせるのだろう。
これじゃまるで、誘われているみたいじゃないかと、サラはリヴァイの首筋にそっと口づけた。
「ねぇ…勃ったら、してくれるの?」
そうささやきながら、サラはそっとリヴァイの陰茎へと手を伸ばす。
サラの手が、股の間にある柔らかいモノへと触れた瞬間、「っう…。」と、リヴァイは小さく声を漏らし、表情を歪ませた。