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【ECO】はぁとふる【刀剣乱舞】

第2章 ウィリー・ドゥ、故郷へ帰る


「あれ、そいつはどうしたんだ?」
「木を殴ったらドロップしちゃって。モモンガっていうペットだよ」
「そうなんだ? 人懐っこくて可愛いね」

みっちゃんは、嬉しそうにモモンガを見つめる。
本当は、撫でたいんだろうけど、両手にはウィリー・ドゥ。

「連れていくしか道はないぜ?」
「そうだね……」

モモンガは、長谷部が回収してくれた。
僕は、一人で走りながら、果物の木を探し続けた。
すると、さくらんぼをゲット!
一口食べると、甘い味が口の中に広がる……!
しかし、お腹は全然満たされない。

「あれ、その木食べ物が出てくるんだ?」
「うん、そうだよ。普通は果物が出てくるんだけど……」

パンの木がある平原ならいいんだけど。
北平原には、食べ物の木はない。
っというか、次のマップへの境界線まで来て気がついた。
皆お馴染みの金魚鱗クエストのNPCが居ない。
――どうやら、このECOでは金魚鱗の人は居ないようだ。
一気に、収入源が減ってテンションが下がる。

「――疲れた」
「頑張ろう、まだ歩いたばかりだよ!」
「そうなんだけどさぁ……」

(この際、キチンでも食べれる気がする。虫の抜け殻だって、一応食料なんだし……)

目の前には、『この先バウに注意』という看板が立っていた。
そう、バウは貴重な食料肉を落とす。
その肉を調理すれば……、燻製肉の完成!

「この先に居るバウを倒すよ」
「えぇっ? 兎ちゃん達が居て、戦えないよ!」
「みっちゃんは後ろで見てていいから」

バウって目付きの悪い子犬だ。
目つきは悪くても子犬だから、ペットにできたりもする。
しかも、クリスマスの時期になると、バウは全員トナカイ衣装に着替えるんだ。
そのトナカイバージョンが凄く可愛い!!
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