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君を追う
第8章 決起
とりあえずサスケくんを自宅へ連れて帰った。
虚ろな目でソファーに座るサスケくんが、シスイさんが亡くなった夜のイタチくんの姿が重なった。
黒い靄が胸の内に渦巻く。
両手で顔を覆うようにサスケくんの頬に触れ、こちらを向かせる。
「サスケくん、私ちょっと火影様のところに行かなきゃいけないの。家の中のものは自由に使っていいから。1人で待っていられる?」
サスケくんは虚ろな目のまま小さく頷く。
一度ぎゅと抱きしめてから「行ってくるね。」と玄関を出た。
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