第2章 ことのはじまり
めでたく下忍になった私はその日、班のメンバーと顔合わせをしていた。
同じ班には上忍のアミツキ先生とふたつ歳上の先輩、スズミとアオリがいる。先輩であり同期の2人はとても優しくてひどく安心した。でも敬語は使おう。なれたら外そうかな?先生もまだ新人上忍らしくはじめての部下にワクワクとしているようだった。
私も浮かれていた。中々この班良さそうじゃない?良い班に当たったな。酷いところだと飛び級卒業すると目をつけられるとかあるらしい。いつの時代だよとか思うけど気をつけねば。
軽い自己紹介をしてとりあえず今日は解散。
ついに本当に下忍だ。
じわじわと実感がわいてくる。
今日は自分へのご褒美とか買っちゃっていいんじゃない?帰りに甘いものを買おう。
家事にはまだ慣れないけれど今日からまた頑張れる気がする。
足取り軽く帰路へとついた。