• テキストサイズ

君を追う

第13章 探すときほど見つからない。












「何で俺がムッツリスケベなんかと…。」

「コラ、外でその呼び方はやめなさい!」



キョロキョロと周りを見渡し、クセであろうサングラスを手でかちゃりと上げるこいつがカカシ先生より本当に教えるのが上手いとは思えない。

ここは温泉街。
ようやく中忍試験の予選が終わり、本戦に向けて修行だ!と気合を入れていたのに、肝心のカカシ先生はサスケに付くと言ってムッツリスケベを寄越してきた。

まぁ、話は長いけどちゃんと教えてくれてるし?今だってチャクラコントロールの為に頑張ってるところだけど。


でもさでもさ
カカシ先生ってサスケに甘くね?
エコヒーキなんて良くないってばよ。




「ホラ!もう終わりですか?もう一度!」

「へいへい。」



何度目かになるかわからない印を結び、チャクラを足に集中させる。

集中集中……



…ん?



「あーーーーっ!!!」






なんか!なんかなんかでっかいカエルに乗ってるデカイ白いやつが覗きをしてる!!!

そう指差せば、そこからは早かった。


ムッツリスケベがそいつへ制裁を下そうとした次の瞬間、大きな音と共に黒い影が宙を舞う。




そう、白ではなく、黒い影だ。




呆気にとられて見ていたが、目の前にソレが落ちてきたのを見てハッと気がつく。





オレの修行、どうすんだ?






/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp