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君を追う

第13章 探すときほど見つからない。









「んーーー!!」


腕を高々と伸ばし、大きく息を吸う。


この空気、この景色。








「ただいま。」











門をくぐり、懐かしの故郷へ足を踏み入れる。


私の隣に、相変わらず彼はいないけれど。



















「……さゆか?」



名を呼ばれ、思わず後ろを振り返る。

低い声に高い背、白い髪。




「あら、これはこれは。」

ご無沙汰しております。




パチクリと目を瞬き、会釈をすれば「何だそれは」とため息をつかれた。







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