第1章 『独りぼっち』から『ふたりぼっち』に
僕の名前は春樹。
6歳のときに両親を事故で亡くし、両親以外に身寄りのなかった僕は家族ぐるみの付き合いがあった5歳上の幼馴染の家に引き取られた。
僕の面倒を見てくれてる幼馴染は恋人。
僕より5歳も上だけど、面倒見がよくて優しくて頭もよくてスポーツもできる…おまけに容姿端麗。
いわゆるモテ男とやら。
なのに…全然気取ってないし、告白されても全部お断りしてるんだって。
噂ではずーっと想ってる人がいるとか…
僕はその話を聞くたびに、何でも整ってる恋くんが想ってるのに振り向かないその人は誰なんだろうな?と疑問に思う。
まぁ、そんなこと言ってる僕は恋くんのことがずっと好き。
だけど、恋くんは男で…僕もこんな女々しいけど男。
許されないよね…だから、この思いは消さなきゃなんだけど、何度諦めようとしても出来なくて、どんな女の子と付き合ってみても駄目だった。