第7章 挑戦
える
及「じゃあ、えるは着替えあるんで!」
える「失礼します。」
及川に押されながら、離れる。
える「及川さん、私着替えなんていいです。
どうせすぐ寮に帰ればお風呂入りますし…」
自分がいれば、気を使わせてしまう。
男性の中に自分がいるのは邪魔になってしまう。
及「女の子がそんなこと言わないの。
気使っちゃダメだよ!」
その言葉に背中を押され、更衣室に入る。
ジャージを脱ぐと初めて気づいた。
える「あおば、じょうせい?じょうさい?」
聞いた事のない名前。
後で聞いてみよう。なんて思って畳んだ。