第3章 知ル
える
菅「黒の塔に、来ない?」
ここの寮には、各色が配られていて、
新入生は、自由に選択することができる。
菅「ちょっとうるさいのもいるけど、他より、安全だよ。どう?」
安全か。今の私には最も必要だ。
及「犯人がいるのに?」
キズを指差す。
犯人?影山のこと??
及「また、しでかすんじゃないの?」
菅「まぁいえないけどね。未遂者だからな。」
確かに蒼?の塔には、進んでいこうとは思わなかった。
及川さんだけが例外とするならば
話は別であろう。
(一括りにしちゃ、よくないよね…。)
他にも、赤、緑、白…
などなど、沢山の寮がある。
烏野の、生徒数が多い上、
入寮の希望者が多いためであろう。
生徒の自由を第一に置くこの学校では、
その全員の希望を認めた為、
この様に沢山の寮ができたらしい。
「それでは、全ての寮を見て回るといいんじゃないですか?」
入り口に、先生?がいた。