第10章 変化
える
える(もう、大丈夫だから部屋に戻っていいよ?
集まる時にまた連れてって欲しいな、
何度も何度も申し訳ないんだけど…)
国「ホントに?いいの?」
える(何度も言わないよ
だって、それでいいって思ってたから)
ニコリと笑う
もう、これ以上話してても、キリがない
国見くんが負い目を感じるのもわかるけど、
別にいいの
本当に
そういうこと、思わないで欲しい
本気で止めればやめてくれてたかも知れないし。
ちょっと迷った顔して
じゃあまたくるって、部屋を出てった
える(やだな、あんな顔させるなんて
来てすぐ邪魔をしたのは私だし…)
とりあえず横になる
ちょっとだけだった重さがもっと大きくなった
あんなに寝ていたはずなのに瞼を閉じればすぐに眠れた