第10章 変化
える
やっぱりカレー。
黙々と食べてる。
量がいっぱいあったから、運動部の人にはちょうどいいんだろうな。
だけど、みんなの表情を見るとなんだか辛そう。
ちょっと行儀が悪いけど、持ち歩いたメモとペンを取り出して
える『もしかして、3日間ずっとカレーですか?』
松「そうだな。飽きたけど
カレーは日がたった方が美味しい」
金「花巻さんと岩泉さん作ってくれたんだ」
左右にいる松川さんと金田一くんが説明してくれる。
野菜たっぷりに、シーフードがたくさんはいったカレー。
たしかに美味しい。
でもみんなは4日目?
える『もしかして、まだまだある感じですか?』
松「あぁ、だろうな。誰も作る暇もないし、
とりあえずめっちゃ作って置いとくべーって
言ってたしな。」
ふむふむと、頷く。
金「そういえば、えるは明日からもう学校来れるのか?」
える『行ってもいろんな人に迷惑かかるし、悩んでた』
金「来いよ。俺連れてってやるし、サポートもするし」
える『うん、考えてみる。行く時はよろしくね』
学校行きたいな…