第5章 富井大樹ートミーー
「あ!あとね、プレゼント交換もあるんだ」
「楽しそうだね」
「こういうのって、もらうのもうれしいけど、考えるのも楽しいよね!」
企画書をまとめながら、トミーは置いてあった雑誌をめくっている。
「トミーは、何か欲しいものあるの?」
「え?僕?!んー…」
しばらく考え込むトミー。
そんなにいろいろあるのかな。
「僕が欲しいのは…」
そう言ってトミーが、私の頬にキスしてきた。
「ト、トミー?!」
「えへへ。もうもらった、かな」
照れくさそうに笑うトミー。
もう。たまにこういうことするんだから。
可愛いから、つい許しちゃうんだよね。
~終わり~