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【少ハリ】原石の輝き

第6章 舞山春ーシュンー


「あ、いたいた。静香ー」
気だるそうに声をかけてきたのはシュンシュンこと舞山春。
ステージの上では春風ボイス担当、なんて言ってるけど、
普段は全くアイドルらしくない。そして、ちょっとズレてる。
でも、陰で努力するタイプ。
ちゃんと知ってるんだから。
でも、いくら幼馴染だからって、私の方が二つも年上なんだから…
名前の呼び捨てもそうだけど、態度がでかいような。
「どうしたの、シュン」
「メイク道具が切れた。持ってたら貸してー」
手にしていた道具を私に見せる。
「あー…うん。持ってるよ。楽屋に持っていくから待ってて」
「本番前だから、急いでねー」
「はいはい」
作業の手を止めて、自分のロッカーに走る。
「えっと…確か…あ!あった」
メーカーは違うけど、大丈夫だよね。
私は楽屋に急いだ。
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