第23章 雨の日編 ―キラ―
『佐伯希星ーキラー』
久しぶりに、私の部屋に来たキラ。外は雷雨。
「雨、やまないね」
外を見ていたキラ。その瞬間鳴った雷に私は驚いてしまった。
「あはは。今の可愛いー」
近づいたキラにキスされた瞬間、また雷がなって…つい抱きついてしまった。
「ご、ごめん…怖くて…」
「んー…だったら…」
え?キラ?
突然抱きかかえられて、ベッドに下ろされた。
布団をかぶって、二人でベッドに潜り込む。
「これなら大丈夫でしょ?」
そのまま、大人のキスをしてくるキラ。
雷の音が、遠くに聞こえる…
今は、目の前のキラの熱い吐息と鼓動しか耳に入らない…
「キラ…大好き…」
キラに身をゆだねようと、首筋に腕を回して抱きついた。