第22章 雨の日編 ―マッキー―
『甘木生馬ーマッキー』
帰りが遅くなっちゃって、今日はマッキーの部屋にお泊り。
今までも、何度か泊まったりしてた。
だから、特に意識とかしてなかった。
シャワーを借りて、マッキーのシャツを着た。
ベッドに座ってテレビを見ていたマッキーの隣に座った。
しばらくはテレビを見ていたのに、次第に居心地悪そうなマッキー。
なんか、落ち着かない様子。
「どうしたの?」
「どうしたの?ってお前なー」
立ち上がったマッキーが私をベッドに押し倒す。
「自分で言っておいて無防備すぎ」
言われて見ると、シャツの裾から太ももが…
そこに、マッキーが触れて来る。
太ももから腰…シャツの中を通って胸元に…
思わず目を閉じたら、キスしてきた。
「覚悟、出来てんだろ?」
甘く囁くなんて、らしくないことを…
そうだよ…こうなることを、ずっと望んでたんだから…