第24章 雨の日編 ―トミー―
『富井大樹ートミーー』
今日はトミーが私の部屋に遊びに来てくれた。
「一人暮らしって憧れるけど、寂しくない?」
「最初はちょっとね。今はみんなとの時間もあるし」
そう言ったら、突然トミーが抱きしめてきた。
「どうしたの?」
「…何でもない…」
拗ねた子供みたいなトミー。
あれ?もしかして…
「トミーが一番だよ」
瞬間、慌てるトミー。図星だったかな。
「静香ちゃん…」
そっとキスしてくるトミー。
唇に舌が触れて…強引なキスに変わる。
気付いたら後ろはベッドで、倒れこんじゃった。
「もう少しだけ、いい…?」
「…うん…」
聞かなくても、トミーは未来の旦那様だもん…