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憎くて愛しい

第3章 ヘブラスカとイノセンス




「そして石箱の予言によると世界は再び伯爵の手のよって終末を迎えるらしい」


暗黒の三日間の再来か……。


「現在、予言通り伯爵はこの世界に再来した。ヴァチカンはこの事実により石箱のメッセージに従うことのしたんだ。それがイノセンスの復活と黒の教団の設立」


――――使徒を集めよ! イノセンスはひとつにつき一人の使徒を選ぶ。それすなわち「適合者」!!


「適合者」なくばイノセンスはその力を発動しない!!


「イノセンスの適合者、それがキミ達エクソシストのことだ」


だが、伯爵もまた過去を忘れていなかった。


神を殺す軍団を造り出してきたんだ。


「それがAKUMA。あの兵器はイノセンスが白ならば黒の存在である暗黒物質『ダークマター』で造られている。進化すればするほどその物質は成長し強化されていく」


アクマ……姉さま……。


「伯爵はイノセンスを破壊しその復活を阻止するつもりだ」


――――イノセンスはノアの大洪水により世界中に飛散した!!

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