第1章 別れの先に
君)まったく~なにしてたの?
俺)いや…そんなことよりなんで居るの?
君)あれ…いちゃまずかった?
俺)そうゆうわけではないけど…
だって君は!
シッ…そう言って君は俺の口に手をおいた
君)その先は言っちゃダメ!
君)あたしね神様に会って頼んだの、どっかの誰かさんが凹んでるから来させてくださいって!
俺)別に凹んでなんか…
君)嘘つき~
私はなんでもお見通しなんだよ
そう言ってあの日と変わらない笑顔で君は笑ってた
俺)てかお前神様とか信じてなかったじゃん!
俺がそう言うと君は大きく息を吸ってため息をついた
君)ハァ~~そうだったけど、だって実際に見ちゃったら信じるでしょ(笑)
俺)見たのかよ⁉︎
君)うん(笑)
神様について聞きたいことはあったけど、なにか時間が勿体無い気がして話しを切り上げた
俺)なんか…いろいろごちゃ混ぜなんだけど…君は本物だよ…ね?
君は不服そうな顔で俺のことを見て
君)え~~彼女の顔忘れたの?てか信じれない?
俺は一生懸命頭をフル回転させて状況を飲み込んだ
俺)信じてない…わけではないよ‼︎でも…
君は…
その先の言葉を言おうとした瞬間君は抱きついてきた
君)だからダメだってば!
懐かしい温もり、懐かしい君の香り、その瞬間俺は一気に緊張と混乱してた頭の糸がプツンと切れて
ぎゅ~と抱きしめた
俺)寂しかったよ…
君)ごめんね…
あたしも寂しかった