第1章 別れの先に
心の花は綺麗な花を咲かせた
明日を生きる希望の花が…
俺は夢見るマジシャン
いつかプロのマジシャンになるためにバイトとたまに披露するマジックをやってる毎日
そんな毎日…前と違うのは君がいないこと
半年くらい前に亡くなった
君がいなくなるなんて考えてもいなかったし絶望のふちをずっと歩いてた
でもあるキッカケでまた前の自分に戻れた
そのキッカケは思い出せないけど
俺はマジシャン(仮)だから奇跡とか魔法とか信じてないわけではない
まぁ俺だけかもしれないけど(笑)
でも…あんな奇跡起こるなんて思わなかった
俺…いや…俺らの思い出の場所、俺らだけの秘密の場所
丘の上の夕日が綺麗に見える場所がある、そこでたまに座って夕日を見るのが日課になってた
月日が立つにつれてその場所に行かなくなっていった…
行かなくなって何ヶ月後家にいると、声が聞こえた
懐かしくて暖かい声
その声が聞こえて頭が混乱したが俺は家を飛び出した
ずっとがむしゃらに、なにも考えずに走り続けた
息を切らしながらただ…
そして俺の足はいつの間にか思い出の丘に向けられていた
そして丘に着いた時目を疑った
そこに君がいた
君)遅い~遅刻だよちゃんと呼んだのに
彼女が丘の上に居た
あの日と変わらない笑顔で…