第10章 確信犯【菅原孝支】
「孝支くん、起きてるでしょ?」
「あ…バレた?」
「孝支くんのエッチ!」
パンっ!!
さっきから私の胸にやたら顔をスリスリさせ、軽くセクハラすればさすがに気がつく。
孝支くんの方頬には真っ赤な手形。
「もう、みんな行っちゃったから行くよ!」
「もう少しだけ……」
「コラ!胸触らないの!」
孝支くんの手を払い私は立つけど
「最後にこれだけ…」
ちゅっ____
「んっ………」
引かれた腕でバランスを崩しそのまま唇が重ねられた。
「よしっ!今日も頑張れそうだべ!」
笑顔を見せられれば私も自然と笑顔になってしまう。
「頑張ってね」